
弊社「きくや葬祭」は令和5年12月におかげさまで創業百年を迎えることができました。この長きにわたり、地域に根ざした葬儀社として歩み続けてこられましたのも、ひとえにみなさまの温かいご支援とご厚情の賜物と心より感謝申し上げます。
小田原・真鶴・湯河原を中心とした地域のみなさまに支えられ、先代より受け継いだ「きくや」の心を守り続けてまいりました。
ご遺族様の深い悲しみに寄り添い、それぞれのご事情や想いを丁寧に汲み取りながら、各宗派ご寺院様方のご指導を仰ぎ、心を込めてご葬儀のお手伝いをさせていただきます。「きくやにお願いしてよかった」と感じていただけるような、温もりのあるお式を創り上げることが、私たちの務めでございます。そして、故人様とご遺族様が悔いのない最善のお別れができるよう、これからも努めてまいります。
きくや本店には毎日、地域のみなさまが足を運んでくださいます。お葬儀を無事に終えられ、ご法要や新盆のご準備をされる方、お墓参りのお線香をお買い求めになる方、お仏壇やお位牌のご相談にいらっしゃる方など、それぞれの想いを胸にご来店いただいています。
大切な方を失うことは、言葉では言い尽くせないほどの深い悲しみと痛みを伴うものです。
しかし、故人様とのお別れを通して、少しずつその悲しみを受け入れ、乗り越えていかれるみなさまのお姿に、私たちは大きな希望と励ましをいただいております。そのようなお心の回復の過程をそっとお支えすることは私たちの使命であり、誇りでもあります。
故人様とのかけがえのない思い出や故人様の教えが、ご遺族様の心に生き続け、これからの歩みに力を与えてくれることを私たちは信じております。
今後とも変わらぬご厚情を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
代表取締役社長 梅津 裕生
平素より格別のご高配を賜り、心より御礼申し上げます。
私が人生のあらゆる場面で立ち返るのが、「目配り・気配り・心配り」という言葉です。
その原点は、今から80年前、祖父・梅津菊次郎から学んだ葬儀の仕事の流儀にあります。
幼い頃から、祖父の傍で葬儀の所作を学びました。
祖父はいつも、「葬儀とは単なる儀礼ではなく、故人とご遺族、そして地域社会を結ぶ大切な場である」と教えてくれました。
ある寺院での葬儀のときのことです。祖父がふと、ある一点をじっと見つめていました。私がその先に目を向けると、備え付けの箒が一本だけ倒れていたのです。私はすぐに駆け寄り、それを整えました。
その瞬間、「葬儀を執り行うということは、こんなにも細やかなことにまで心を配らなければならないのだ」と感じたことを、今でも鮮明に覚えています。
どんなに小さなことでも、それに気づくこと。
体の動かし方ひとつが、故人様への敬意の表れになる。
それが、祖父・菊次郎から受け継いだ「きくやの原点」です。
父・梅津恭太郎は、第二次世界大戦中、フィリピン・サンフェルナンドで片足を失いました。
葬儀現場に立つことは難しくなりましたが、「座ってでもできること」を模索し、毛筆で花輪や墓石に名前を記す仕事を始めました。
注文がどれほど多くても、父はいつも朗らかに、丁寧に筆を執り続け、私の仕事を支えてくれました。さらに、傷痍軍人として真鶴町の福祉活動にも尽力し、多くの方々が父を頼りに訪ねてくださいました。「きくや」が地域にとってかけがえのない存在となったのは、父のそんな人柄と行動に支えられていたからだと感じています。
祖父・菊次郎、父・恭太郎の築いた「きくやの流儀」に、私は深く感謝しております。
その思いを胸に、令和5年に「きくや」は創業100周年という節目を迎えることができました。
また、令和3年には、私の長女・梅津裕生が代表取締役に就任いたしました。幼い頃より「きくや」を肌で感じながら育ち、祖父・父・私が大切にしてきた思いを自ずと受け継いでくれています。
これまでに、真鶴・早川・小田原をはじめとする多くの地域の皆さまの、大切なお見送りをお手伝いさせていただきました。
時代が移り変わろうとも「目配り・気配り・心配り」の精神は変わりません。
これからも、「きくや」は心を尽くし、地域とともに歩む葬送文化を守り続けてまいります。
取締役会長 梅津愛之輔
| 会社名 | 有限会社きくや きくや葬祭 |
|---|---|
| 所在地 | 【本店・小ホール】 〒259-0201 神奈川県足柄下郡真鶴町真鶴431番地 TEL 0465-68-5566 FAX 0465-68-4444 【きくや岩斎場】 〒259-0202 神奈川県足柄下郡真鶴町岩738番地 TEL 0465-68-1994 【メモリアルホールきくや 早川斎場】 〒250-0021 神奈川県小田原市早川209番地 TEL 0465-22-1059 |
| 設立 | 平成元年1月 |
| 創業 | 大正12年12月 |
| 資本金 | 4,300万円 |
| 取締役会長 | 梅津 愛之輔 |
| 代表取締役 | 梅津 裕生 |
| 葬祭主任 | 望月 貴斗 |
| 顧問弁護士 | 正岡 健徳 (神奈川県弁護士会所属) |
| 顧問税理士 | 玉山 秀文 (近畿税理士会所属) |
| 顧問社労士 | 金子 健太郎 (京都府社会保険労務士会所属) |
| 業種 | 葬祭サービス業 仏教葬・神葬祭・社葬の設営、運営管理 神仏葬祭具販売 一般貨物自動車運送事業 |
| 適格請求書発行事業者登録番号 | T7021002049777 |
| 大正12年 | 神奈川県小田原市大工町にて創業 |
| 昭和16年 | 神奈川県足柄下郡真鶴町に梅津恭太郎が「菊屋商店」設立 |
| 昭和45年 | 梅津愛之輔が「菊屋葬儀店」設立 |
| 昭和58年 | 真鶴町岩に「きくや葬祭会館」設置 |
| 平成元年 | 有限会社きくや設立 梅津愛之輔 代表取締役就任 |
| 平成5年 | 小田原市早川に「メモリアルホールきくや」建設 |
| 平成23年 | 本店を真鶴町真鶴431に移設 |
| 令和3年 | 梅津裕生 代表取締役就任 |